余剰車両の廃車解体はやはり残念です

こんばんは。今朝の鉄道ブログで、山手線に関する記事を書き込みましたが、今夜もブログも首都圏のJR東日本に関する記事を、書き込みいたします。

三鷹車両センターへ配置された、209系500番台は1998年から1999年に掛けて、170両が製造されました。その後209系500番台京葉線武蔵野線に数編成が京葉車両センターへ転属し、現在も活躍しております。

JR東日本では、中央総武緩行線で運転中の209系500番台を、将来的に武蔵野線川越線八高線・相模線の205系置き換え用として、改造する計画の様ですが先月、運用離脱した209系500番台のミツ501・502の中間車が、郡山総合車両センターで廃車解体されている画像が、ネット上で掲載されショックを隠せない鉄道ファンも、多かったと思います。

来年で製造から20年のステンレス車で、まだ整備すれば走れる車両が、廃車解体されるのは幾ら余剰になるとは言え、残念な気持ちだったのでは無いでしょうか。

本来で有れば中間車の付随車サハも、運転台取り付け改造を行い、クハに改造できれば良いのですが、車両の強度の関係や改造費用の問題、改造工事に関わる人員の問題を踏まえた結果、余剰中間車を廃車にした方が得策だったのでは無いかと思います。

国鉄時代の様に赤字になりならがも、車両を改造してまで延命転用させる位ならば、使える車両を改造して工機を短くし余剰車は廃車にした方が、税制の問題も含めて効率化できるのも一因だったと思います。

中央総武緩行線209系500番台も、将来的にはE231系0番台と500番台で運用する計画だと思われますので、この数年が中央総武緩行線209系500番台を見られる、最後のチャンスかも知れません。

黄色帯の209系500番台も、103系置き換え用としてE217系の車体構造を基本とし、通勤用として活躍して来ましたが、少数派の形式の為に今後は首都圏ローカルの転用で、余生を送るのかと思います。

この年末年始を利用して、地味ながらも首都圏の通勤・通学輸送を支える、中央総武緩行線209系500番台乗り鉄撮り鉄してみては如何でしょうか。今後は来年のダイヤ改正で或る程度の運用離脱も進み、同線で運転される姿も少なくなると思います。


※写真は中央線の御茶ノ水~水道橋間のカーブを通過する209系500番台電車。この姿もあと数年で見られなくなるかも知れない。画面右側には中央快速線E233系電車が後を追う。

撮影日2017年5月28日撮影



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