EF210型電気機関車の運転区間の拡大は有るのか?

こんにちは。桃の節句の週末土曜日、如何お過ごしでしょうか。

ここ数日、鉄道写真の沿線撮りを、埼玉県内のJR線で実施しておりますが、高崎線武蔵野線の貨物列車で運転されている、EF210型直流電気機関車(愛称:桃太郎 以下同じ)を撮影しながら考えていた事は、この機関車は他のJR線の直流区間でも、運転可能なのか否かを考えておりました。

JR四国予讃線の鳥越トンネルは、パンタグラフの折り畳み高さが3900mmの車両に、制限されておりますが桃太郎はそれに対応した設計で製造されておりますので、東京貨物ターミナルと愛媛の新居浜を結ぶ貨物列車にも、充当されております。

予讃線の鳥越トンネルで入線可能となれば当然、中央本線の高尾以西の狭小トンネルにも、入線する事は物理的に可能となります。

ただ実際に運転するとなると、ブレーキ性能面等で乗務員も、運転し辛い面が有りそれならば、EH200型直流電気機関車(愛称:ブルーサンダー 以下ブルサン)で運転した方が、良いのかなと思います。

ただブルサンも2018年3月現在、両数は25両と少数の為、中央西線伯備線の貨物列車は、EF64で運転されている状況です。

ブルサンも2連式1両単位の機関車で、出力も大きい為コスト面では桃太郎よりも高く付くと思います。JR貨物にしても自社のJR型車両へ置き換えたい処だと思いますが、経営的に赤字体質なのでそう大量増備をする訳には行かない状況でございます。

それならば、EF65EF66の置き換え用として現在も増備されている、桃太郎が今年度も増備されるので、勾配線区で運用する事ができないものかなと思いました。

中央東線上越線も連続勾配が続き、重たい貨物列車を牽引する場合、桃太郎の出力3980KWでも何とか可能かなと思いますが、粘着性能の面で問題有るのでしょうかね。

私もその面に関しては素人なのでよく分らないのですが、ブルサンの増備がコスト面の関係で、増備がままならない状況ならば、桃太郎を夏季限定で上越線中央東線の貨物列車で、運転可能か否かの試運転を実施してもよいのでは無いでしょうかね。

もし桃太郎が勾配線区の貨物列車での運転が可能で有れば、ブルサンの両数で運休を余儀無くされる、中央東線上越線高速貨物列車も毎日運転できると思いますので、貨物列車の安定輸送も期待できると思います。

桃太郎も来年度の増備は恐らく、山陽本線の瀬野~八本松(通称セノハチ)の補機と、山陽本線の貨物列車で運転されている300番台が、増備されると思いますので、300番台を用いて中央東線上越線の貨物列車で、牽引可能か否かを試してみれば良いと思います。

中央東線は特急列車も運転されておりますので、貨物列車の牽引定数で速度が遅くなれば、ダイヤ面に支障が出て来ると思いますが、上越線で有れば列車本数が少ない分、桃太郎でスピード重視の貨物列車で無ければ、運用可能かなと思います。

ただ冬季の積雪の多い時期は、勾配対策と耐寒耐雪の関係でブルサンでの運転が、良いかも知れませんね。

※写真は高崎線の撮影地、行田~熊谷間を運転する桃太郎牽引の5883レ貨物列車。
5883レ貨物列車は千葉貨物ターミナルと群馬高崎の倉賀野を結ぶ、石油輸送の貨物列車で有る。
原則として土日は運休するが、冬季の石油需要の多い時期は土日でも石油貨車を連結して、運転される場合が多い。
なお運転時間帯が日中に運転されるので、経由区間京葉線武蔵野線高崎線のほほ全区間で、撮影する事は可能で有る。(但し冬季は高崎線の熊谷~倉賀野での撮影は厳しい)

撮影日2018年2月24日


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