E351系の全車解体は非常に残念です

こんばんは。先週の8日金曜日に、JR東日本E351系が全て解体され、1993年12月のデビューから25年目を以て、全て消滅してしまいました。

振り子式の特殊機能付きの車両で、メンテナンスに手を焼いた車両とは言え、先頭車の1両位は埼玉大宮の鉄道博物館へ、保存されるのでは無いかと淡い期待をしておりましたが、その期待も虚しく最後の車両が、先週の8日に解体されてしまったのは、非常に残念な結果でございます。

理想的な期待としては、試作車の先頭車が、最後の廃車解体時の6月にトレラーに載せられ、長野車両センターでお色直しをして10月の鉄道記念日に、埼玉大宮の鉄道博物館で、お披露目されると思っておりました。

JR東日本唯一の振り子式の直流特急電車でしたので、E353系のデビューにより廃車されるのに伴い、特急スーパーあずさ号での功労者でしたので、栄誉を称え先頭車のみ保存かと思った次第でございます。

しかしながらその期待も虚しく、全て解体されてしまったのはやはり、残念な結果としか言えません。まあ廃車後の処遇に関してはJR東日本の裁量ですので、保存の為の資金を払っていなければ、解体も止む負えないかも知れません。

ただ整備を担当した長野総合車両センターでの保存も無く、自社の鉄道博物館での保存も無いまま、解体されてしまったのは、後世に伝えられず残念だと思います。

埼玉大宮の鉄道博物館で有れば、館内への入場時に入場券を必要になりますので、若干の値上げで対応すれば1両だけで有れば、保存もできたのでは無いかと思います。

乗れなかった鉄道ファンも残念だったと思いますが、不条理で納得できない今回の全車解体に対し、嘆いている鉄道ファンも多かったのでは無いでしょうか。

E351系の特急スーパーあずさ号に関しては、9号車に連結されていたグリーン車に、デビュー当時から何度か乗車した事も有り、様々な区間で移動した事もございます。

乗車体験を数多くできたのは良い思い出でしたが、やはり全車解体になってしまったのは、残念な結果と言わざる負えません。長野総合車両センターでの一般公開は、毎年10月頃ですが無料での公開で維持費用に難が有れば、やはり大宮の鉄道博物館での保存が、良かったのでは無いかと思います。

振り子式と言う特殊車両の特急電車で、メンテナンスの面で労力も多かったとは言え、全て消滅してしまったのは残念な結果でした。

※写真は中央線の撮影地、ハチトタこと八王子~豊田間のS字カーブを通過する、E351系特急スーパーあずさ19号の松本行き。
現在、特急スーパーあずさ号はE353系に置き換えられ、来月1日にはE257系で運転中の特急あずさ号と特急かいじ号が、E353系に置き換えられる予定で有る。
今ではもうE351系が見られなくなったのは残念で有る。

撮影日2018年1月25日


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