地震や台風の影響でJR北海道は7億円の減収です

北海道胆振東部地震から、1週間が過ぎましたが、被害に遭った地域では、現在も2次災害防止の為、避難生活を余儀無くされている方々も、いらっしゃる状況です。

JR北海道の収入は、台風21号と北海道胆振東部地震の影響による被害と、運転見合せに伴う特急列車の運休で、7億円近い減収になり、今後も余震や風評被害が及ぶ様になれば、更なる減収になるとの事です。

今月は連休が2週に渡り続きますが、被害地域に足を運ぶ、ボランティアの受け入れがスタートした地域もございますので、休みを利用してボランティア活動される方々も、いらっしゃるかと思います。

北海道も9月中旬とは言え、本州や四国・九州とは異なり、朝晩も冷え込みが厳しくなって来る時期でございます。

標高の高い山岳地帯も、積雪になる時期に差し掛かりますので、平地の方でも朝晩の肌寒さにより、体調を崩さない様にしてボランティア活動を、行って欲しいと思います。

さてJR北海道も今回の台風と地震以外に、冬季は積雪と酷寒により、厳しい季節を迎えようとしております。

今回の大幅赤字により、鉄道輸送の縮小や合理化に繋がる災害により、JR北海道だけの経営再建は、より厳しい状況でございます。

そこで国・政府からの支援以外に、JRグループの支援も、不可欠な状況でございますので、JR北海道の隣エリアになるJR東日本も、何かしらの支援は欠かせないと思います。

例えば車両面の支援をして、JR北海道の老朽化した車両を、置き換える為に譲渡したりする事も、必要では無いでしょうか。

JR東日本の新型ディーゼルカーのデビューで、捻出されるキハ100系・キハ110系を譲渡として、JR北海道向けの酷寒対策仕様の、耐寒大雪改造を行って、老朽化したキハ40系を置き換えて行く事も、新型ディーゼルカーH100を量産できない期間に於いて、援助して行けば輸送改善も可能になります。

実際にキハ100系とキハ110系を、キハ150系の様な仕様に改造する場合、どの位の改造費用になるのかは、何とも言えない状況ですが、何時までも馬力の低いキハ40系で運転する事は、メンテナンスコスト増大になりますので、新製車両の増備が厳しくなった現在では、車両支援で譲渡できれば、経営圧迫を多少なりとも、軽減できるかと思います。

私も車両構造やメンテナンス、改造費用に関して、鉄道会社に勤務しておりませんので、ブログの内容を読んだ方々からは、素人的意見と批判されそうですが、それでも何もしないよりは、実際にキハ100系とキハ110系を、JR北海道へ甲種回送して、試運転してみたり耐寒大雪強化をして、冬季に試運転してみたりする事も、良い意味での支援になると思います。

JR北海道が早く経営改善して、道内の旅客が安全に快適に、移動できる様な交通機関になれば、JR北海道も経営効率化と支援により、生き残る事は可能になると思います。

※写真は根室本線の芽室~御影間のS字カーブを走る、キハ150系の快速狩勝号。
快速狩勝号も旭川~帯広で運転しているが、単行ワンマン運転は、寂しさを感じてしまう。

撮影日2009年9月撮影


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