懐かしのジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」

2000年3月末を以て引退した、JR東日本ジョイフルトレインスーパーエクスプレスレインボー(以下SER)が、廃車になってから16年が経ちました。
現在SERの生き残りとして、EF81 95号機がSER塗装のまま時々、団体臨時列車カシオペアを牽引しております。
客車は7両編成で、1号車と7号車は展望車でした。
14系座席車を国鉄末期の1987年に改造し、従来の客車のイメージを破ったSERは、斜めストライプの赤と白を基調とした塗装でデビューいたしました。JR東日本発足後、専用塗装のEF65 1019号機(廃車の後、EF65 1118が塗装変更し運用に就きましたが、こちらも数年前に廃車解体されました。)やEF81 95号機が専用塗装に変更されました。ただED75 1033もレインボー風の塗装になりましたが貨物所属の為、SERを牽引する機会も無く、こちらも廃車になりました。
碓氷峠をEF62と補機のEF63で牽引された思い出や、EF64牽引で中央東線を走ったSERですが、客車の老朽化と機関車の機回しの手間等で2000年3月のさようなら運転を以て、運用を終了いたしました。
写真は両毛線の岩宿~国定の撮影地を、ヘッドマークを掲げて走る、さようならSER号です(後方の補機はEF58 61がプシュプルしております。)
私もさようなら運転の時に、最初で最後のSERに乗車いたしましたが、乗り鉄撮り鉄の何れも経験できたのは良き思い出でございます。写真の撮影日は2000年3月12日は、忘れられない日となりました。
JR東日本ジョイフルトレインも、客車列車は消滅に現在は、電車ジョイフルトレインが走っております。しかし電車ジョイフルトレイン485系や183系・189系からの改造車で、上回りの車体は新製されているものの、下回りは改造車からの発生品でございますので、経年では耐用年数に来る頃でございます。先々月にジョイフルトレインニューなのはな号」も485系の改造車で、上回りは新製されたものの下回りは485系の流用品の為、メンテナンス経費等が嵩み引退となりました。その車両も先月下旬に全て解体され、現在は見ることができなくなりました。
来春に豪華寝台列車の四季島がデビューいたしますが、21世紀のジョイフルトレインとして末永く活躍することを祈りたいと思います。また現役のジョイフルトレインに乗り、鉄道の旅を楽しむのもたまには良いと思います。


イメージ 1