14系座席車を国鉄末期の1987年に改造し、従来の客車のイメージを破ったSERは、斜めストライプの赤と白を基調とした塗装でデビューいたしました。JR東日本発足後、専用塗装のEF65 1019号機(廃車の後、EF65 1118が塗装変更し運用に就きましたが、こちらも数年前に廃車解体されました。)やEF81 95号機が専用塗装に変更されました。ただED75 1033もレインボー風の塗装になりましたが貨物所属の為、SERを牽引する機会も無く、こちらも廃車になりました。
JR東日本のジョイフルトレインも、客車列車は消滅に現在は、電車ジョイフルトレインが走っております。しかし電車ジョイフルトレインも485系や183系・189系からの改造車で、上回りの車体は新製されているものの、下回りは改造車からの発生品でございますので、経年では耐用年数に来る頃でございます。先々月にジョイフルトレイン「ニューなのはな号」も485系の改造車で、上回りは新製されたものの下回りは485系の流用品の為、メンテナンス経費等が嵩み引退となりました。その車両も先月下旬に全て解体され、現在は見ることができなくなりました。
来春に豪華寝台列車の四季島がデビューいたしますが、21世紀のジョイフルトレインとして末永く活躍することを祈りたいと思います。また現役のジョイフルトレインに乗り、鉄道の旅を楽しむのもたまには良いと思います。