武蔵野線も広幅車体の電車を増やして欲しい

おはようございます。今朝の東京は昨日の冷たい雨から一転して、朝から青空が広がっております。

東京の府中本町から埼玉県南部を経由し、千葉の西船橋方面を結ぶ武蔵野線は、205系と209系電車の他に貨物列車も多数、走っております。その他に各私鉄線の甲種輸送等も、同線を経由しております。その他に、神奈川横浜の鶴見~府中本町を結ぶ武蔵野線の貨物線もございますが、こちらは臨時列車のみ時々、旅客列車が走っている状況で、定期列車の運転はございません。

東京都心からのベットタウンの路線と言う事も有り、利用者は年々増加して行った武蔵野線ですが、元々は貨物路線として建設された為、各駅のホーム有効長も8両対応の駅が多く、10両分有るホームは僅かしかございません。また長大トンネル区間も多く、トンネルとトンネルの間にできた新小平駅は、10両編成への延伸は困難を極めます。

広幅車体は209系500番台8両編成3本のみしか無く、検査時は全く運用されない日も有り、その日は205系のみの運用になっております。

205系が投入されたのは1991年12月のダイヤ改正時で、前面は京葉線のメルヘンフェイスのマイナーチェンジが投入され、その後は103系の置き換え用として山手線E231系500番台投入で捻出された、205系VVVF化改造して投入された車両が、数多く運用されております。

山手線から転属された205系は初期型が多く投入された為、最近では老朽化や故障も頻発している状況でございます。

今月下旬から山手線にE235系が量産化投入されますが、E231系500番台が中央総武緩行線に転属して来ますので、捻出される209系500番台を、武蔵野線様に改造して投入しても良いのではないでしょうか。

ただ中央総武緩行線209系500番台は、10両編成で運転されており中間の付随車は余剰廃車になるのは残念ですが、209系500番台3本が武蔵野線で数年活躍しておりますので、車種統一も兼ねて209系500番台を使用すれば良いと思います。

まあ武蔵野線も理想を言えば、全駅10両編成対応のホームで有れば、編成を短くして組み替えしなくてもそのまま投入できるし、無駄な余剰廃車も生み出さなくて済むのに、ホーム延伸ができない駅が有るのは残念な事であります。

205系から209系500番台に置き換えられる事により定員も増えますし、ラッシュ時も僅かながらも改善できます。また固定窓の為、下降式窓の205系とは異なり冬季の隙間風や、強風時や対向列車すれ違い時のカタカタ音もございませんので、メリットは大きいと思います。

武蔵野線209系500番台を多く投入した場合、ラッシュ時の遅延解消や車椅子・ベビーカースペースもございますし、車椅子の方やベビーカーを載せた乗客が居ない場合は、立スペースとしてラッシュ時も乗れる空間ができます。

JR東日本武蔵野線の沿線に住むユーザーへ、車両が転属車でも広幅車体の209系500番台を多く投入し、快適な通勤・通学輸送を目指して欲しいと思います。

今後、中央総武緩行線から転属される予想の209系500番台は、転属に辺り自動放送の装備も有れば便利かと思います。まあ車掌業務の効率化でございますが。

一方205系電車はVVVF仕様と言う事も有り、自社路線で使用する線区も限られて来ると思いますが、海外譲渡や他線区や他の私鉄線に転属や譲渡をして、有効活用できれば良いのではないでしょうか。

快適な広幅車体の、209系500番台武蔵野線の運用に多く就いて、ラッシュ時の移動が少しでも和らぐ事を、願いたいと思います。

写真は武蔵野線の撮影地、西浦和北朝霞間を走る209系500番台電車の府中本町行き。(2017年5月5日撮影)

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