伊丹市営バスで移動した当時、運賃は¥200円で所要時間は約30分弱でした。何故JR線経由で伊丹駅から伊丹空港へ移動したのかと申しますとJR線の場合、遠距離逓減制で運賃が安くなるメリットを生かして、阪急で大阪梅田から宝塚線の蛍池下車、大阪市営モノレール乗換か徒歩で伊丹空港へ移動するよりも、運賃を節約できたのも大きな理由です。
伊丹空港は現在、国際線の運航は関西空港へ発着枠を譲りましたので、国内線専用の空港になっております。大阪市内から離れていても、東京羽田空港へ搭乗される乗客は、東海道新幹線が有るにも拘わらず利用者は多いです。
さてJR宝塚線の伊丹駅から伊丹空港までは距離にすると3マイル(約4.8km)有り、北伊丹からですと2マイル(約3.2km)の距離がございます。ただこの距離は道路を移動する場合の距離ですので、地下化して伊丹から伊丹空港アプローチ線として建設すれば、もう少し距離は短くなります。
JR宝塚線で伊丹空港アプローチ線がもし完成した場合、一部特急列車の伊丹空港乗り入れや、快速列車・普通列車の乗り入れも、実現するのではないかと思います。また伊丹空港を京都・大阪・奈良方面からの乗り入れのみならず、川西池田方面に再びJR宝塚線に接続させる事により、宝塚・篠山口・福知山方面への利便性も高まります。
建設コストの面では阪急宝塚線から、アプローチ線を建設した方が、建設コストの面ではJR宝塚線からのアプローチ線建設よりも、遥に安くなると思いますので関西での性格上、阪急宝塚線からのアプローチ線建設に、落ち着きそうですね。
関西には伊丹空港・関西空港・神戸空港の3空港が点在しておりますが、これから少子高齢化社会が益々進行して行く日本で、鉄道や航空も競争から共存の時代を、迎える時が来ると思いますので、採算面と利用者の至便性を考慮して、移動できる様にして欲しいと思います。
2008年3月撮影