運行範囲の広い東京メトロ千代田線16000系電車

老朽化した6000系の置き換え用として、2009年にデビューした東京メトロ千代田線(以下 千代田線)の16000系は現在、綾瀬検車区に10両37編成の370両が配置されております。

運転範囲は、自社の千代田線内での運用の他に、JR常磐緩行線の綾瀬~取手間と、小田急線の代々木上原伊勢原間です。急行・準急・普通列車で運転と乗り入れ先で種別も変わりながら、16000系は東は茨城の取手から西は神奈川の伊勢原まで、運転されておりますのでかなり長距離を、走行しております。

今後、千代田線の各駅には、ホームドアの設置工事が行われますので、乗り入れ先のJR東日本E233系2000番台と、小田急線の4000形も千代田線のホームドアの対応する為の、改造工事が行われております。

16000系の車内は6000系に比べ明るくなった印象で、車内も静かになっております。

千代田線もホームドア設置工事が全駅で完了すれば、16000系も特に大きな変化も無く現状のまま、運転されるものと思われます。

まあ千代田線駅間も短いですし、トイレ設置工事の可能性も低いですし、車内に電源コンセントの設置も皆無かと思います。設備投資金額も莫大ですからね。

可能性が有るとなると、通勤・通学やお買いもので、快適に移動できる様なL/Cシート車が、可能性として数編成程度、新製されるか否かでしょうね。朝の通勤・通学ラッシュ時は、千代田線も都心通る路線ですので当然、激しく混雑しておりますから、小田急ロマンスカーの千代田線乗り入れのニーズを活かし、今後の少子高齢化社会に伴う旅客収入減少をカバーする為に、L/Cカーが製造又は既製の車両の改造で、投入されるのでは無いかと思いますね。

小田急線の方はロマンスカーもございますので、乗り入れの際にライナー料金をどうするのかが、課題になりそうですが、JR東日本常磐緩行線内では、千葉のベットタウンの松戸・柏・我孫子および茨城の取手から、東京の都心や副都心へ、通勤・通学される利用者も多いので、L/Cシートもニーズが有りそうですね。

ただ料金の徴収が煩雑で有り、採算も取れないので有れば、現状のまま運転されるでしょうかね。

今後の経過を見守りたいものです。


撮影日2018年4月14日


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