今後の増備はDD200型ディーゼル機関車次第かな

国鉄時代に製造され入れ替え用で運転されて来た、DE10やDE11型の老朽化に伴い、2010年に試作車が製造され、2012年から量産されたHD300型ハイブリット式ディーゼル機関車は、試作機と寒冷地用を含めて32両が、JR貨物の貨物ターミナル駅での入れ替え用として、運転されております。

21世紀にデビューした次世代ディーゼル機関車ですが、ハイブリット構造の為コスト面の問題から、最近ではあまり増備されておりません。

JR貨物の電気式で前述の、DE10・DE11型ディーゼル機関車の置き換え用として、DD200型電気式ディーゼル機関車の試作機が昨年製造され、現在は試運転が行われております。

将来的には入れ替え用とローカル線の、貨物列車の牽引用として運転される計画ですが、もしDD200の試験結果が好評で有れば、HD300の製造は打ち切られる可能性も高いです。

HD300も貨物ターミナルでの入れ替え用目的で、製造されたディーゼル機関車ですが、コスト面に於いて大量生産とは行かず、DE10やDE11の置き換えを脅かす存在にはなって居ない状況です。

DD200の試験結果次第ですので、もし試験段階で不具合等が発生した場合は、HD300も増備再開になると思いますが、それでも少数生産で留まりそうな感じがいたします。

貨物ターミナルでの入れ替えでしか、あまり見掛ける機会の無いハイブリット式のディーゼル機関車ですが、本線で単機回送されるシーンが有れば、ぜひ撮影したい機関車でも有ります。

今日掲載した写真は、武蔵野線の東所沢~新秋津間で撮影した写真ですが、EF65PFに牽引されて鶴見機関区へ返却回送されるシーンを、撮影いたしました。

この様な牽引シーンも将来的には貴重になりそうですが、やはり単機回送で運転されるシーンを見てみたいですね。

しかしDF200の電気式ディーゼル機関車の製造が終了し、HD300を製造した際にコスト面やローカル線での、貨物列車の運転等は考慮しなかったのでしょうかね。

その辺りに関しては私も専門家で無いので、詳しい理由は分かりませんが、多種多様の形式を増やしてもメンテナンスの面で、複雑になるのでは無いかと思います。

今後のHD300の運行状況も、気になる処ですね。

※写真はEF65PFに牽引されて、配置区の新鶴見機関区へ返却回送されるHD300型、ハイブリット式ディーゼル機関車
試作車と寒冷地向けを含め32両が製造されているが、今後の増備に関してはDD200型電気式ディーゼル機関車の、試験結果次第かと思われる。

撮影日2018年4月27日


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