終点大阪へ急ぐ、懐かしの寝台急行銀河号!

東京と大阪を結んだ、寝台急行銀河号が廃止されてから今年で9年経ちますが、東京~大阪を結ぶ鉄道は東海道新幹線の他に貨物列車が現在も、運転されております。
在来線で東京~大阪を結ぶ特急・急行列車は現在は走っておりませんが、この3連休や正月期間は青春18きっぷを使用して、東京~大阪間を在来線の普通列車や快速列車を乗り継ぎながら、移動された方々も多いと思われます。
さて寝台急行銀河号に関するブログは、当ブログでも過去に書き込みし乗車体験も2回程、経験しております。1度目は当時JRグループで発売されておりました、グリーンきっぷを使用して東京~新大阪を寝台急行銀河号のB寝台で移動し、新大阪から博多間はウエストひかりの、0系新幹線グリーン車で移動いたしました。朝食時にウエストひかり号のビュッフェでモーニングを食べたのも、懐かしい思い出でございます。
2回目の移動は、東京~京都へ移動し京都からジョイフルトレイン「サロンカーなにわ」号へ乗車する為に、こちらもB寝台で移動いたしました。何れも春に乗車いたしましたが、利用者がかなり多かった記憶がございます。まあ東京~大阪を移動される方は、昔から多くおりましたので、新幹線以外に航空機・高速バスが21世紀の現在でも、路線設定されている現状からも、理解できるかと思います。
寝台急行銀河号は東京~大阪間をEF65PFが牽引しておりましたが、残念ながらヘッドマークは廃止まで取り付けられておりませんでした。ただ鉄道雑誌や鉄道ブログでは過去に、寝台急行銀河が「迎春」のヘッドマークを掲げて運転されていた記事もございました。
昨年春に廃止された急行「はななす」号はED79DD51共に、ヘッドマークが取り付けられ最後の急行列車として、風格を保っておりましたので、伝統急行の「銀河」号にヘッドマークが掲げられていなかったのは残念でした。ただJR3社跨りの運行でしたので、機関車がJR東日本で客車がJR西日本で運行体系と言う、複雑な環境下でしたのでヘッドマークを付けたくても付けられなかったのではないかと思います。
また寝台急行銀河号もA寝台とB寝台の寝台専用列車でしたが、14系座席車か12系座席車を連結して、途中駅からの乗車や短距離乗客への対応も計って欲しかったと思います。東京・横浜から京都・大阪へ移動する場合は、寝台でも良いと思いますが、静岡から京都等への移動で最も安くなるB寝台での利用しか選択肢が無かったのは、片手落ちな対応だったのではないでしょうか。
国鉄型の寝台急行銀河号無き後の、在来線で東京~大阪の移動は普通列車・快速列車での移動のみとなり、直通列車の歴史を知る者としては一抹の寂しさを感じます。
写真は東海道本線の撮影地、山崎~島本間を通過する寝台急行銀河号。もう写真のテールマークは観られない!
(2008年3月 撮影)



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