武蔵野線も東海道本線から、東北本線・高崎線・常磐線・千葉方面の貨物列車も運転されており、旅客と貨物が同じ線路を走っております。元々、貨物線として建設された経緯の路線ですので、踏切も無くトンネルの多い路線ですが、高度成長期時代に建設され、東京郊外もベットタウン化で人口が増加した為、旅客化した路線でございます。
その為、駅の有効長が8両編成分(一部の駅は10両分有り)しか無い駅が多い為、10両編成の電車をそのまま運転する事ができず、編成を8両化したりして転属改造しなければなりません。
また前述の通り、ベットタウン化された沿線を経由いたしますので、朝夕のラッシュ時間帯は混雑しております。改善策としては、編成増や増発と言った処ですが、貨物列車のダイヤとホーム有効長の関係で、中々難しい面もございます。
やはり武蔵野線の解決策は、広幅電車への早期置き換えと効率化によって、混雑緩和を行うのが有益かと思います。山手線のE235系増備により、E231系500番台を中央総武緩行線に転属させて、同線のE231系0番台を武蔵野線へ転属させて、205系を置き換えた方が良いと思います。
205系も最終増備された京葉線仕様のメルヘン車はまだ若いのと、寒冷地での改造で日光線や宇都宮線に転属しても良いと思いますが、元山手線で運転されていた205系は、老朽化や故障も発生しておりますので、それらの置き換えの為、早期の広幅電車への置き換えが必要になると思います。
国鉄型車両が消えて行くのは寂しい限りですが、安全で快適に移動できる事が、鉄道のメリットになりますので、そろそろ本格的な置き換えを望みたい処です。
撮影日2017年9月9日
