今後の行方が気になる383系電車

こんにちは。今日の東京の天気は曇り空で、日本海から南下した前線と、台風の接近の影響で、ここ数日は曇り空と、雨が降りやすい天気に、なりそうです。

さて今日の鉄道ブログは、試作車から製造されて、来年で25年を迎える、JR東海の特急しなの号や、ホームライナー中津川・瑞浪等で運転されている、383系電車について書き込みたいと思います。

383系は老朽化した、381系の置き換え用として、1994年の8月に試作車が落成いたしました。

その後、中央本線篠ノ井線で試運転を行い、1995年のゴールデンウィークから営業運転を、開始いたしました。

試運転で特に問題も無く、自動振り子もクリアーしたので、量産車が1996年まで製造されました。

試運転と合わせ全車76両が現在も、神領車両区に配置され、前述の列車で運転されております。

定期列車で最初に383系に置き換えられたのは、一昨年3月のダイヤ改正で廃止された、大阪発着のしなの号からで、その後は名古屋発着のしなの号も順次、383系に置き換えられました。

運用離脱した381系も、大半が廃車され浜松工事で、解体されました。
残った一部の車両も、季節列車や臨時列車の特急しなの号で運転されましたが、それらも老朽化により、全て廃車となりました。なお1両だけ先頭車の、クハ381が名古屋の鉄道博物館に、新幹線0系等と共に保存されております。

383系電車は、3編成の種類が有り、6両固定のA0編成が9本、4両固定のA100編成が3本、2両固定のA200編成が5本ございます。

特急しなの号も柔軟な運用にする為、6両・8両・10両の編成を、自由自在に組んで、閑散期から繁忙期までの輸送を、実施しております。

383系は普通車のシートピッチが1000mmで、グリーン車のシートピッチが1200mmと、割りとゆったりなシートとなっております。何れも片側2掛けシートで、コンセントは設置されておりません。

A0編成の1号車のグリーン車は、パノラマタイプの編成で、名古屋から長野まで全面展望を、楽しめ構造となっております。但し2列以降の席は、座席が高い構造の為、全面展望を見る事はできません。グリーン車の全面展望でベスト席だと、1C・1D席が良いかと思います。

特急しなの号も現在は、車内販売も廃止され、移動するだけの列車になった感じで、前述の全面展望のパノラマグリーン車以外は、木曽の風景等を楽しむ位かと思います。

名古屋で東海道新幹線に接続し、長野で北陸新幹線に接続しておりますので、両駅から特急しなの号に乗り継ぐ場合は、乗継割引が適用されます。

JR東海は数年以内に383系を、置き換えると思いますがステンレス車体で、塗装に関しても、運転台の外周り以外は、オレンジテープの張り替えで済む為、もう暫くは383系の運転が見られそうです。

ただ車内もやわ陳腐化している感じですので、もしリニューアルをするならば、せめてグリーン車位は、コンセント設置や3列シートにして欲しいですね。その他には側面方向幕の、フルカラーLED化や全面ヘッドマークの、フルカラーLED化でしょうか。

JR東海も自社で、あまりリニューアルを行わない感じですので、あまりリニューアル化を期待できませんが、特急しなの号もJR東海の在来線の特急として、名古屋と長野を結んでおり、重要な役目を持っておりますので、検討して欲しいと思います。

※写真は中央本線の撮影地、武並~釜戸間を走る、383系電車の特急しなの号長野行き。

撮影日2014年3月15日



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